首から来る手のしびれ~皮膚分節知覚帯・デルマトームとは~

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皆さんは、頸椎椎間板ヘルニアとか変形性頸部脊椎症などの病気をご存知でしょうか? 一般的には首のヘルニアとか頸椎症といわれ、脊髄から出る末梢神経根を障害することにより手がしびれる病気です。これらの病気から来る手のしびれは、障害される部位によってしびれる場所が異なってきます。

では、手のしびれはどのような神経によって影響されるのでしょうか? まずは下の図をご覧下さい。


引用― https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Grant_1962_663.png

この図はデルマトームといって、どの神経が体の皮膚のどの領域の感覚を支配するかを示しています。脊髄は場所によって、頸髄、胸髄、腰髄、仙髄に分かれます。頸髄からは8対の末梢神経が出て、第1頸神経(C1)から第8頸神経(C8)まであり、頭から両手までの皮膚の感覚を支配しています。その支配の仕方は分節状になっているため、デルマトームを日本語では皮膚分節知覚帯といいます。今回は、首の話ですので胸から下は省略です。

デルマトームを見ますと、第6頸神経 (C6) は手の親指側を支配し、第7頸神経 (C7)は人指し指と中指、第8頸神経 (C8) は薬指と小指側を支配していることがわかります。首のヘルニアや頚椎症ではこれらの神経が障害されることが多く、障害される部位によって首から手の親指側 (C6) や、中指側 (C7) 、または小指側 (C8) 側が分節状にしびれるのが特徴です。デルマトームを知ることにより、自分のしびれはどの神経が障害されているのかを推測することができます。

病院に受診する時は、「先生、最近右手のC6領域がしびれるのですが?」等と尋ねては如何でしょうか? 担当する医師は、びっくりして慎重な態度になるかもしれません。でも「この患者さんは話が早くすみそうだ、、。」と内心喜んでいると思います。

担当:峯田

 


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