脳神経外科領域の主な疾患、「聴神経腫瘍」について

脳神経外科領域の主な疾患

聴神経腫瘍とは

聴神経には、聴覚に関する神経(蝸牛神経)と平衡感覚に関する神経(前庭神経)があります。これらの神経を包む細胞から発生する腫瘍を、聴神経腫瘍といいます。前庭神経から発生するものが多く、ゆっくり大きくなる良性の腫瘍です。しかし、大きくなると周りの神経や脳を圧迫します。 

1.聴神経腫瘍の主な症状

耳が聞こえにくいとか耳鳴りが代表的な初期症状です。突然耳が聞こえなくなる突発型難聴をおこすものも少なくありません。その他、めまい、顔のしびれ、顔が曲がったり、物が二重に見えたり、まっすぐに歩けなかったり、食事や水がむせる、声の調子が低くなる、などの症状は腫瘍が大きくなると現れます。また、腫瘍が大きくなると脳脊髄液の流れが障害されて脳に水がたまって「水頭症」という病気を併発し頭痛、嘔吐などを引き起こすことがあります。

2.聴神経腫瘍の主な原因

原因は解明されていません。

3.聴神経腫瘍の検査

聴神経腫瘍を早期診断するためにはMRIが有用です。造影剤を使ったMRIを行うことにより、直径数ミリの小さな腫瘍を正確に診断することができます。聴神経腫瘍が大きくなった場合は、CTによっても診断することは困難ではありませんが、CTでは数ミリの小さな聴神経腫瘍を診断することは通常不可能です。聴力検査など耳鼻科での検査も必要です。

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