脳神経外科領域の主な疾患、「急性硬膜外血腫とは」について

脳神経外科領域の主な疾患

急性硬膜外血腫とは

硬膜の血管が損傷され、頭蓋骨と硬膜の間に出血した状態です。10-30歳の若年者に多く発生します。出血源は硬膜表面に浮き出したように走っている動脈(中硬膜動脈)または静脈(静脈洞)です。

1.急性硬膜外血腫の主な症状

血腫により脳が圧迫されて症状が現れます。頭蓋骨の内側の圧が高まり、最初は激しい頭痛、嘔吐が現れます。血腫が増大すれば意識障害を来し、さらに脳ヘルニアの状態にまで進行すると、深部にある脳幹が侵され、呼吸障害などが起き最終的には死に至ります。 血腫の増大による症状の進行は受傷直後のこともありますが、数時間たってから意識がなくなることも多く、注意が必要です。

2.急性硬膜外血腫の主な原因

主に転落・転倒、交通外傷であり、多くは頭蓋骨々折を伴っています。

3.急性硬膜外血腫の検査

血腫は頭部CTで白く映ります。血腫によって硬膜は頭蓋骨からはがれて内側に張り出すので、血腫は凸レンズ型になります。

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