脳神経外科領域の主な疾患、「神経膠腫とは」について

脳神経外科領域の主な疾患

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神経膠腫(グリオーマ)とは

神経膠腫(グリオーマ)とは、脳に発生する悪性腫瘍で、原発性脳腫瘍の約30%を占めます。腫瘍を構成する細胞の形態から、星細胞腫(せいさいぼうしゅ:最も悪性である膠芽腫を含めると原発性脳腫瘍の22%程度を占めます)、乏突起膠腫(ぼうとっきこうしゅ:原発性脳腫瘍の約1.3%)、上衣腫(じょういしゅ:約1.1%)、脈絡乳頭腫(みゃくらくにゅうとうしゅ:約0.4%)、髄芽腫(ずいがしゅ:約1.2%)などに分類されます。
一般に、この腫瘍は周囲の脳内・脊髄内にしみ込むように拡がっていき(浸潤:しんじゅん)、正常脳との境界が不鮮明で、手術で全部摘出することは困難です。そのため、通常は再発を予防する目的で手術後の放射線療法や化学療法などが必要となります。 

1.神経膠腫の主な症状

よく挙げられる症状に頭痛・吐き気・意識障害などがあります。これは腫瘍がある程度以上の大きさになり、周囲の脳も腫れ(脳浮腫)、頭蓋骨の内部の圧が上昇するために起こる症状(頭蓋内圧亢進症状)です。 また、腫瘍のできた場所にもともと存在する神経機能が障害されます。たとえば、運動野にできた腫瘍であれば、手足の麻痺や、けいれんが起こり、言語野にできた腫瘍では言語障害を起こすといった具合です。ただし、神経膠腫は神経組織の間に浸潤するため脳出血や脳梗塞などに較べると神経組織が残りやすいので、大きさの割に病変部の機能が比較的保たれていることが多いのが特徴です。まれに腫瘍内で出血を起こすことがあり、その場合には急激に症状が悪化します。

2.神経膠腫の主な原因

原因は不明。

3.神経膠腫の検査

CT、MRIによってほとんどの脳腫瘍の診断は可能です。脳腫瘍が疑われた場合は、造影剤を静脈内注射して撮影する造影CTや造影MRIが必要です。
手術を行う際には、腫瘍と脳の血管との関係をみたり、腫瘍にどの程度血管が入っているかなどを調べる目的で脳血管撮影が行われます。

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