脳神経外科領域の主な疾患、「転移性脳腫瘍」について

脳神経外科領域の主な疾患

転移性脳腫瘍とは

転移性脳腫瘍は、脳以外の部位に癌が生じ、脳内に癌が転移してきたものです。脳内にできるものが一般的ですが、脳の周囲にできることもあります。この転移性脳腫瘍は、単発性と多発性があります。まず脳転移の症状で発見され、あとから体のほかの場所のがんが見つかることもあります。

1.転移性脳腫瘍の主な症状

症状は2つに分類されます。ひとつは、脳の圧力が上がり、頭痛・嘔吐・視力障害や意識障害を生じます。もう一つは、腫瘍が周辺の脳組織を直接損傷し、それに伴う神経障害が出現します。手足の麻痺・言語障害・けいれん発作など腫瘍の部位に応じた症状が出てきます。症状の進行が早いのが一つの特徴です。

2.転移性脳腫瘍の主な原因

肺癌が約50%くらいで、次いで乳癌、胃癌、頭頸部癌、結腸癌、子宮癌の順となります。

3.転移性脳腫瘍の検査

MRIやCTで頭の断層撮影を細かく行うことで診断します。MRIは非常に小さな転移巣も発見することができます。治療方針を決めるために正確な数を把握しようとするときにはMRIは絶対必要です。 また最初に発生したがんの場所と、体の他の部分へ転移していないかを調べることも重要です。そのために全身のPETや、CTおよびMRI、超音波検査、核医学検査、内視鏡検査、血液検査、尿や便の検査などが行われます。また必要に応じて、がんの種類を特定するために、尿・痰・骨髄・髄液の細胞検査や、がんと思われる場所から直接細胞を取る生検術と呼ばれる手術が追加されます。

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