頸動脈硬化性変化(けいどうみゃくこうかせいへんか)

    頸動脈硬化性変化(けいどうみゃくこうかせいへんか)

    頸動脈硬化性変化とは

  1. 頸動脈は脳に血液を送る重要な血管です。首の部分で頭の中に流れる内頸動脈と顔の方に流れる外頸動脈に分岐します。特にこの分岐部分の血管が固くなってしまうことを頸動脈硬化症または、頸動脈硬化性変化と言います。頸動脈エコー検査で簡単に画像を見ることができます。
    動脈硬化が進み血管の弾力が失われていくと、血管壁の中にコレステロール等が沈着します。それによって血管壁が部分的に厚くなり(これをプラークと言います)、血管腔が狭くなっていきます。これが進行しますと頸部内頸動脈狭窄症という病態になります。
  2. 症状について

  3. 動脈硬化症の段階では無症状ですが、進行し頸動脈が狭窄すると脳に送られる血液が不足します。またプラークが破裂すると血液の小さな固まり(血栓)が形成され、脳の血管に流れて脳梗塞を引き起こします。
  4. 治療について

  5. 頸動脈硬化の進行を予防するために、高血圧、脂質異常、肥満等に代表される生活習慣病に対処することが必要です。頸部内頚動脈狭窄症まで進行した場合は、内科的治療(薬物療法)以外に外科的治療も検討されます。
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